日本電医研株式会社:免疫カラダラボ / 核酸03
核酸+珪素03
老化はなぜ起こる?
もしあなたの身体に1か所でも老化現象があるならば、(それが
肌か、頭髪か、成人病かを問わず)それが他の部分に広がってい
くのもそう間違いのないことでしょう。
またすでに色々な現象(症状)が一緒に身体のあちこちに現れて
いる人もいるでしょう。多分あなたは一つ一つの老化現象にそれ
ぞれ別の原因があると思っているのではないでしょうか。
それは間違いです。
あなたの身体に現れる老化現象は、表面的にはまったく関係が
なさそうですが、根本の部分で一つに繋がっています。
その根本の衰えが、色々な老化現象となって表れてくるのです。
その根本の部分の活性を(若さを)保っておけば、老化現象は
現れてこないのです。
老化現象の根本を支配しているのが、核酸なのです。
身体の老化は、核酸の変質から起こるのです。
ワトソンとクリックの二人の科学者が、細胞の中の核酸(DNA)
の分子構造を明らかにしたことにより、最近の遺伝子工学や
遺伝子治療の素晴らしい発展につながっているのです。
一言でいえば、核酸は、私たちの生命の根源物質なのです。
核酸は、あらゆる生物の細胞の中にあって、遺伝子の本体として
細胞の分裂、成長、エネルギー生産のすべてをコントロールし、
生命の誕生から老化、死滅までを支配しているのです。
私たちの身体がたくさんの細胞でできていることは、ご存知で
しょう。皮膚は柔らかく、爪は硬いというように細胞の性質は
組織に応じていろいろなものがありますが、細胞であることは
同じです。私たちの身体が老化するというのは、細胞が老化
することなのです。
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では、細胞の老化とは、どういうことなのか?
実は、核酸(DNA)がこのような細胞の分裂、分化をコント
ロールしています。
具体的にはDNAの設計図に基づいてRNAがタンパク質を
生成しているのです。
これらの核酸(DNA・RNA)が私たちの身体の誕生から、成長
老化、死までを支配しているのです。
この核酸は人間だけでなく地球上に住む135万種といわれる
すべての種の細胞に含まれている最も重要なものです。
老化現象とDNAの重要な関連は、DNAの果たす役割をみれば、
明白なことです。
あなたのDNAは遺伝子情報を正しくコピーしていますか?
すべての生物は、成長過程において細胞を次から次に分裂させ
身体を作ります。身体が完成すると今度は、古くなった細胞を
新しい細胞と交換する作業=新陳代謝を続けていきます。DNAは
細胞分裂するにあたり自分のコピーDNAを新しい細胞の中に作り、
その指示によって新しい細胞も古い細胞とまったく同じ細胞に
なるのです。
では、正しく遺伝子のコピーが行われない(行えない)、コピー
エラーが生じたらどうなるのでしょうか?
不完全な遺伝子情報のDNAを持った細胞は、不幸にしてがん
細胞のように目立った形で表れることもありますが、それよりも
漠然とした機能低下として皮膚や毛髪の老化や肝臓、心臓などの
内臓の衰えというかたちで現れることのほうがずっと多いのです。
心臓、血液、皮膚をはじめとして身体の主成分は、タンパク質で
できています。
また、生体内で起こる色々な化学反応に関与している酵素もタンパク
質で出来ています。
これらのタンパク質は、すべての遺伝子情報がインプットされている
DNAの設計図によってRNAがアミノ酸を組み合わせることによって
つくられます。ところが、そのアミノ酸の組み合わせがひとつでも違った
ものになると不完全なタンパク質となって本来の機能が働かくなったり
正常な化学反応ができなくなってしまいます。
その結果血液や皮膚、毛髪、内臓などの細胞が正しく作られず、ガン
や老化現象や成人病の原因となってしまうのです。
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コピーミスが起こるのはなぜでしょう?
普通のコピーを例にとると、コピーがきれいに出来ないのは、原稿が
きれいでない、つまり元になるDNAが完全ではない、コピー機の中の
インクや紙が足りない、つまり細胞の中の核酸原料が充分にない場合
です。あなたのDNAは、いつも汚され傷つけられているのです。
ガンなどの病気はすべて、遺伝子の「情報ミス」から生まれることが
解ってきています。
現在最も恐ろしい病気であるガンも遺伝子の狂いから生じます。
最初のガン遺伝子は、1976年にアメリカのパーマスとビショップに
よって発見され、現在では150以上も発見されています。
また、高血圧や糖尿病などを発症させる遺伝子なども続々と発見され
ています。細胞が常に正常な細胞を生み出していれば、私たちは殆ど
病気にならないのです。
では、どのようなものが遺伝子を傷つけるのでしょうか?
これには実にたくさんの要素があります。
私たちは普通に生活しているだけでも、常に遺伝子損傷の危機にさら
されていると言っても過言ではありません。
この遺伝子を損傷させる原因の一つに「ウイルス」があります。
「ウイルス」は、自分では増殖できないので他の生物の細胞に入り込ん
でその生物のDNAを利用して増殖します。つまり他の生物のDNAを
都合の良いように書き換えて(傷つけて)しまうのです。
例えば肝臓に入り込めば肝炎が起きます。エイズをおこすウイルスは
免疫細胞に入り込んで免疫機能を破壊してしまうのです。
遺伝子を損傷させる原因の一つとして「ウイルス」をあげましたが、
この「ウイルス」よりもさらに遺伝子を損傷させるものがあるのです。
なんとそれは「酸素」なのです。われわれは、酸素なしで生きていく
ことはできません。私たちの身体は、食べ物をエネルギーに変えるため
に酸素を使っています。ところがこの過程で酸素は、より酸化力の強い
「活性酸素」を生み出します。この活性酸素、別名「悪玉酸素」とも呼
ばれ、これこそが遺伝子を傷つける犯人なのです。
活性酸素は、遺伝子DNAを傷つけるのはもとより、生体内の重要物質
にも悪影響を与えます。
特に脂質を酸化させ、これが動脈硬化をはじめとする成人病を引き起
こす元ともなるのです。
また老化を引き起こすのも活性酸素の影響なのです。
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悪玉酸素からDNAを守ってくれるもの
普通に生活しているだけで活性酸素が発生してしまうのですから
人間はみんなガンや病気になってしまいそうですが、実際にはそう
簡単に病気になりません。それは、私たちの身体にはこれらの活性
酸素から自分を守る仕組みも備わっているからです。
それが抗酸化酵素と抗酸化物質です。
抗酸化酵素の中でも最も重要な酵素が「スーパーオキサイドディ
ムスターゼ」略してSODと呼ばれるものです。
SODは、私たちの60兆個の細胞全てに存在しています。長寿の
人ほど体内のSOD量が多い」ということが最近の研究でわかって
きて、栄養補助食品としても販売されています。
ところが悪玉活性酸素を解毒するために、SODが万能というわけ
では、ありません。
活性酸素にはSODでは、処理できない強力なものがあるからです。
では、SODでは処理できないものから守ってくれるものとは?
実は、ビタミンE、βカロチン、ビタミンCなどの抗酸化物質です。
さらに、抗酸化物質以外で最近注目されているのが、『核酸』です。
及びその関連物質の尿酸です。)
尿酸は、唾液や胃腸などの消化器官の中に多く存在して発がん性の
食べ物を食べても、消化している間にその作用を抑えてしまうのです。
核酸関連物質の抗酸化力
アデニン:0.366・グアノシン:0.216・キサンチン:0.204・
ヒポキサンチン:0.240・ウラシル:0.243・オロチン酸:0.350
尿酸:0.200・RNA:0.278・ビタミンE:0.325
値が小さいほど抗酸化力は、大きいので抗酸化栄養素として
おなじみのビタミンEよりも抗酸化力が強いことがわかります。
核酸が傷ついたDNAを修復する
健康を保つためには、①悪玉酸素を発生させないようにして、悪玉酸
素からDNAを守ってくれる物質を多くとることが大切ということに
なります。しかしこれだけでも完璧ではないのです。
それでもDNAは傷つきます。活性酸素は、強力なのです。
夏の紫外線の強い浜辺で4~5時間日光浴をするだけでも細胞1個
当たり約1000万個の遺伝子が傷つくと言われています。
しかし、人間の身体は素晴らしいもので傷ついたDNAを修復する能力
をもっているのです。DNAが傷ついてもすぐ正常に治してしまえば、
我々は、病気にならないのです。
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DNAの修復機能は、最近そのメカニズムが解明されたばかりです。
ところがこの遺伝子(DNA)を修復する力は、年とともに衰えていき
ます。痴ほう症などもそのせいで起こるものです。
また逆にいつまでも若々しい人は、遺伝子(DNA)の修復能力が高い
ということになります。では、どうしたら遺伝子の修復能力が高ま
るのでしょうか?そのカギを握るものが「核酸」なのです。
「核酸」は、新陳代謝と遺伝子修復に欠かせないものですからこれが
体内にふんだんにあれば、私たちは、病気知らずでいつまでも若々しく
いられるということです。
核酸をふんだんに行き渡らせるには?
「核酸」は、肝臓でアミノ酸などから合成する(デノボ合成)と食物
からとった「核酸」を各細胞で再利用する(サルベージ合成)があり
ます。
従来の栄養学は、このデノボ合成による「核酸」の体内生産がある
ので、あえて摂取する必要ないと考えられていました。
ところが、肝機能は年齢とともに衰えていきます。
20歳を過ぎると急激にデノボ合成量は低下し体内の「核酸」が慢性
的に不足するのです。
細胞も老化していますから新陳代謝も悪くなり遺伝子(DNA)の
修復能力も弱くなります。一般的に言えば一日に必要な核酸量は、
2~2.5gと言われています。通常の食事から1gの「核酸」が
摂取できると言われていますので、単純に言えばその差を補給して
あげればいいわけです。従って高核酸食の人や若年者は、0.5g、
低核酸食の人や高齢者は1.5g程度が補給量の目安になります。
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核酸は、ガンの増殖を抑制します。
ガン細胞は、「核酸」を栄養にしますが、それは、体内で生産される
(デノボ合成される)核酸が主になります。
私たちが必要とする核酸の量は決まっていますから、外から摂る
(サルベージ合成される)核酸を増やせば、デノボ合成でできる
核酸の量は、減少します。ということは、「ガン細胞」の栄養分も
減り、増殖スピードも鈍るわけです。
(若い人のガンの進行が早いのは、デノボ合成がより活発だからです)
「核酸」を補給することは、毎日数十個の細胞が、ガン化している
私たちにとって本格的なガンの増殖を防ぐ上で大変重要な意味が
あるのです。
一個の「ガン細胞」が早期発見できる1gの大きさまでになるには
少なくとも30回の分裂が必要で5~15年かかります。
その前の「前ガン状態」の時に「ガン細胞」をやっつけておくこと、
それが真の意味でのガン予防と言えましょう。
こうした「核酸」の特徴を利用して、最近では、抗がん剤などの副作用
軽減のために核酸成分の投与を行う医療施設もあらわれました。
というのは、これもみなさん最近では周知のことになってきましたが、
抗がん剤や放射線療法は「ガン細胞」を殺すと同時に正常細胞にも
致命的なダメージを与えます。
骨髄機能の低下や抜け毛、衰弱、白血球や血小板の減少といった
深刻な副作用をもたらします。
しかし「核酸」を投与すれば「ガン細胞」の増殖は抑えられ、正常細胞
のダメージも小さくなりますから、副作用も軽減されるのです。
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