日本電医研株式会社:免疫カラダラボ / 核酸07
核酸+珪素07
細胞核の総塩基対数
各細胞の核には、父からのゲノム1セットと母からのゲノム
1セットの2セットのゲノムがある。
母から受け継ぐ核ゲノムの塩基対数は、卵子の核DNAである
から、男性・女性とも同数であり、32億300万対である。
父から受け継ぐ核ゲノムの塩基対数は、女性(X精子)の場合は
母からの塩基対数と同数の32億300万対であるが、男性
(Y精子)の場合には、1億対以上も少ない30憶9100対である。
従って父母から受け継ぐ核ゲノムの総塩基対数は、女性では
64億600万対(=32億300×2対)であり、
男性では62億9400万対(=30憶9100+32億300対)となる。
老化とは
人は生まれてから亡くなるまで、常に何かしらの変化が
起きています。ある時までは「成長」と呼ばれますが、
人として成人し、成熟期を迎えると、そこから先は「老化」と
呼ばれるようになります。
もちろん、個人差もありますが、誰にでも起こる変化です。
また、「25歳は、お肌の曲がり角」という言葉があるように
20~25歳を境に肌の老化も加齢と共に飛躍的に進行します。
皮膚は本来、体の中でも新陳代謝が活発な部分です。古い皮膚の
下に新しい皮膚ができてどんどん細胞の新旧交代が行われます。
ところが年齢とともに新陳代謝を司る核酸の合成量が減って不足
すると、皮膚細胞の生れ変わるスピードが鈍くなったり、正常な
新陳代謝が行われずに停滞したりします。
これが肌の老化と言われるシミ・シワ・タルミなどの原因です。
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核酸不足によって加速される老化現象
・肌の老化(肌荒れ、肌のたるみ、しわ、しみ)
表皮基底部の細胞分裂が遅くなるため。
・遺伝子の防御・修復機能の低下(病気になる危険が高まる)
核酸の合成が減ることで、遺伝子の修復力が弱くなるため。
・胃腸の老化(消化吸収力の低下、便意の乱れ、便秘)
消化器の細胞の再生が遅くなり、腸の運動が弱くなるため。
・細胞組織の再生労力の低下(骨折や傷の治りが遅くなる)
組織再生時の細胞分裂には大量の核酸が必要なため。
・血液の老化(貧血、白血球減少による免疫力の低下)
脊髄による血液生産能力が低下するため。
・精子生産能力の低下(精力減退、男性機能の低下)
核酸が不足すると正常に精子が生産できなくなるため。
・肥満(中年太り)
新陳代謝が衰えることで、基礎代謝量が減少するため。
核酸は、毛髪を元気にします。
薄毛やハゲ、白髪の原因にはいろいろあります。
①ストレスにより毛髪の成長を阻害する物質を過剰に作り出す。
②男性ホルモンDHTが毛髪の成長や発毛のエネルギーとなる
ATPの合成を阻害します。
③RNAの減少が、薄毛や白髪の原因にもなります。
毛根には、たくさんのRNAがありますが、肝機能が低下し
たり、老化によって毛根中のRNAが減少します。
RNAが減れば、毛髪の材料であるタンパク質の合成が行われ
なくなり薄毛になるわけです。
また発毛や毛の成長のエネルギーになるATPは、核酸成分で
あるアデノシンから作られており、核酸を補給することで毛母
細胞を刺激し発毛を促します。
核酸は、学習・記憶能力の向上にも効果を期待できます。
マウスを使った実験では、ネズミの脳内にRNA合成阻害剤を
注射して学習させると、一見は正常に行動できますが、5時間も
するとその学習内容は、忘れられてしまいます。
一方RNAの成分であるアデノシンを同時投与すると、記憶
障害は、見られません。
これはRNAは、記憶の保持に必要であることを示しています。
細胞から若返る核酸を補給する。
老化してしまった細胞を補給したり新陳代謝(細胞分裂)を活発
にし、傷ついた遺伝子を修復する、若さと健康の基本物質『核酸
(DNA・RNA)』。しかし20歳を過ぎるとデノボ合成(体内
合成)が低下し始め、40歳を過ぎるころには、急激に合成できな
くなります。20歳以降、特に中高年は、身体を構成している約
60兆個の細胞を順調に機能させるためには、不足している核酸を
補給する必要があります。
核酸を補給するには、どんな方法が・・・
食品の中でずば抜けて大量の核酸を含むのが「サケの白子」。
次いで多いのが「フグの白子」や「ビール酵母」などです。
気を付けたいのが、出来るだけ塩基(タンパク質)のバランスが
よく、高分子の核酸を摂ることです。
高分子の核酸は、ヌクレオチド・ヌクレオシドという核酸の構成
成分に分解され吸収された後、核酸の合成に再利用されます。
しかし「サケの白子」や「ビール酵母」などは、日常の生活
では、ほとんどなじみのない食品です。
現実的にこの2種類を毎日食するのは困難です。
そこで、サケの白子エキスとビール酵母エキスが高含有されて
いる核酸を主体としたサプリメントをおすすめします。
脳の認知機能は加齢とともに低下します。
ヒトの脳は、生命活動・知的活動・情緒的な活動など、日常
生活におけるあらゆる活動をつかさどっていますが、中でも
物事を記憶したり、判断したり、考えたり、認識する認知機能は
社会生活を営む上で最低限必要な機能といえます。
この考えたり判断するときに脳の中では神経細胞が神経伝達
物質を使って様々な情報を伝えています。
ところが加齢とともにこの神経細胞が減少し認知機能が低下する
症状(物忘れなど)が多くなるのです。
認知症は身近な病気です.
日本は、世界有数の長寿国です。同時に高齢化に伴い認知症に
罹患する高齢の方の増加と対策が課題になっています。
全国で行われた厚生労働省の調査では、2012年での65歳
以上の認知者の有病率は、15%であり、認知症高齢者数は、
約462万人と推計されました。
また認知症を発症する前の経度認知者会社は約400万人と
推計されました。誰でも年齢とともに物覚えが悪くなったり、
人の名前が思い出せなくなったりします。
こうした物忘れは、脳の老化によるものです。
認知症は、老化による物忘れとは違います。何かの病気により
脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態のことです。
認知症が進行すると理解する力や判断する力がなくなって社会
生活や日常生活にも支障が出てくるようになります。
認知症のおよそ半数は、アルツハイマー型認知症です。
次いでレビー小体型認知症、そして血管性認知症と続きます。
これを3大認知症ともいわれ全体の約85%を占めています。
推計されました。誰でも年齢とともに物覚えが悪くなったり、
人の名前が思い出せなくなったりします。
アルツハイマー型認知症は、物忘れから気づくことが多く
日常的にできたことが少しづつできなくなっていきます。
新しいことが記憶できない。思い出せない。時間や場所が
わからなくなるなどが特徴的です。
原因は、脳内にアミロイドベータなどの異常なたんぱく質が
蓄積して神経細胞を圧迫し脳を委縮させるために徐々に進行
していく疾患です。
推計されました。今この神経細胞を修復、再生させる研究が
進められています。そこに、核酸も大きくかかわっています。
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活性酸素が老化に影響。
老化はだれもが避けて通れない現象です。しかし明らかに
年齢より若々しい人もいますし、まだ若いのに老けて見える
人もいます。なぜ人によって老化の速度が違うのでしょう?
老化の要因はいろいろと提唱されていますが、研究者の中
でも広く認められているのが活性酸素による影響です。
活性酸素は、呼吸によって取り込まれた酸素がエネルギーに
変換される際に発生し、DNAを傷つけて遺伝情報を誤らせ、
細胞の機能を低下させます。年齢を重ねるごとに遺伝情報の
誤りが増えそれが細胞の中に蓄積され、様々な臓器が正しく
機能しなくなり、機能不全や病気を発症させていると考え
られています。
人間は、加齢とともに動脈硬化やガン、骨粗しょう症、
アルツハイマー病などの「老人病」を発症しやすくなり、
そのため寿命が制限されてしまいますが、これらの病気の
発症にも活性酸素が深くかかわっていると
いわれています。
食事でとった糖や脂肪を原料にエネルギーを生み出す際に
いわば産業廃棄物として発生するのが活性酸素です。
また外部から入り込んできた細菌やウイルスなどの異物を
排除するときにも活性酸素が作られますし、紫外線や排気
ガス、たばこ、化学物質、食品添加物、ストレスも活性酸素を
原因となります。
体内には、活性酸素を消去、あるいは除去し、無害化する
抗酸化酵素と呼ばれる物質も存在します。
しかし、活性酸素の原因物質や要因が増加している現代社会
では、細胞内の酵素だけでは、大量に発生した活性酸素を
分解しきれなくなってしまうことが心配されます。
抗酸化酵素は、加齢とともに減っていきます。
歳を取ると老化が進み病気になりやすくなるのはそのためです。
活性酸素の除去がいつまでも若々しく健康でいるためのポイント
だったのです。
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最近の研究では、がん、心臓病、糖尿病、高血圧などの生活習慣
病、痴ほう症、さらにはアトピー性皮膚炎などの自己免疫に関
わる病気の原因にも遺伝子が間違っていたり傷つけられている
ことと関わりがあることが明らかになりました。
こうした状況の中、今では間違った遺伝子を治療する方向に
変わり始めています。
しかし、将来的に有望視される遺伝子治療も現在は、研究段階
にあり原因遺伝子がはっきりしているごく一部の疾患に限られ
ています。そこで私たちが現在できる最善の方法は、がんだけ
でなく多くの病気を予防するために遺伝子が傷つかないよう、
設計図を間違わないよう自分自身で守ることです。
もちろん遺伝子には、遺伝子自身が自ら修復したり、修復でき
ないものは抹消させたり、正常な遺伝子を必要に応じて必要な
だけ分裂増殖させるプログラムもあります。
ミトコンドリアゲノム
ミトコンドリアは、各種の活動に必要なエネルギーATP(アデノ
シン3リン酸)を産生し供給するエネルギー源である。
特定の細胞に対してミトコンドリアの活動が低下/過剰になる
体質の人では、その細胞の正常な活動に異常が起こり、ミトコ
ンドリア病が発症する。逆に長寿の遺伝体質の人は、正常なミト
コンドリア活動を堅持するミトコンドリア遺伝子を有している。
ミトコンドリア病の代表例としては、糖尿病、高血圧、
動脈硬化、心筋梗塞、がん、パーキンソン病、躁うつ病、
アルツハイマー病などがある。
一般にゲノムの中には、進化の過程で、突然変異による塩基の
置換、挿入、削除などで付随した情報も含まれているが、その
その多くの部分は、未解明のままである。
しかし、機能は未解明でもDNAの塩基配列は母性遺伝である
から、ミトコンドリアDNAの変遷を調べることによって母系
の先祖までさかのぼることができる。
また男性の精子細胞にあるY染色体は、男性遺伝であるからY
染色体のDNAの変遷を調べることにより、父系の先祖まで遡
ることができる。
生殖細胞
子は、母の卵子と父の精子との受精により生まれる。
卵子・精子は配偶子と呼ばれる生殖細胞である。配偶子の
ゲノムは、核ゲノムとミトコンドリアゲノムからなるが、
受精卵では、精子のミトコンドリアは、受精後卵子の分解酵素で
廃棄されて消失するから、父・母からの核ゲノムと母からの
ミトコンドリアゲノムだけが残り、子に遺伝する。ミトコン
ドリアは、母からのみ子に遺伝する(母性遺伝)といえる。
配偶子の核ゲノムは、体細胞の核ゲノムとDNAの構成内容は、
同じであるが、形状は異なり、染色体という23本の棒状に
なっている。
人の染色体
染色体は、23本に分割された体細胞の核DNAが棒状のヒストン
(タンパク質)に折りたたまれて巻き付いたものである。
染色体の名前の由来は、アルカリ性の色素で染色されることに
由来する。
卵子には、22本の常染色体(X1~X22)と1本の性染色体(X)が
ある。精子には22本の常染色体(X1~X22)と1本の性染色体
(YまたはX)がある。精子の性染色体には、XまたはYの2種類
があり、受精卵の性を決定する染色体である。
Y染色体は、男性、X染色体は、女性を決定する。
卵子が精子と受精すると、対応する染色体が合体して22個の
常染色体対(X1・X1~X22・X22)と1個の性染色体対
(XYまたはXX)ができる。
受精卵は、性染色体対がXYであれば男性、XXであれば女性
となる。
したがってヒトの体細胞は、22対の常染色体と1対の性染色
体を有していることになります。
染色体とDNA
配偶子(卵子や精子)の染色体数は、23本であり、受精卵の
染色体数の半分であるから1倍体と呼ぶ。
受精卵の染色体数は、配偶子の染色体数の2倍の46本であり、
2倍体と呼ばれる。
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